花祭り

                                  

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国の重要無形民族文化財に指定された愛知県奥三河地方の花祭りは、東栄町11ヶ所 豊根村5ヶ所と
津具村に一ヶ所。11月中旬から3月初めまで順次場所を変えながら開催されます。
もともとは霜月祭りで一年の地力体力の衰えを回復するため神々を向かえ釜の湯を中心に周りを
夜を徹して舞う祭りです。
神事から始まり各種の舞がえんえんと続きますが、子供の舞の「花の舞」、鬼が舞う「榊鬼」、青年が舞う
「三つ舞」、「四つ舞」、そしてクライマックスの「湯囃子」で終焉をむかえます。
それぞれに役割と重要な意味合いが有ります。
笛と太鼓による独特のリズムと、セイト衆(観客)の囃し立てる掛け声が一体となって不思議な快感と
なって会場全体を包み込みます。
地区により少しずつ変化がみられます。ただ、地理的な条件で急速に過疎化が進んでいる現状で、存続
そのものが危ぶまれている地区もあります。(豊根町 間黒地区は平成19年の祭りが中止されました)
花祭りを表現する言葉に「寒い」「眠い」「煙たい」という三つの言葉が言われています。
長いところは24時間以上続く地区もあります。まさに寒くって眠たくて煙が目にしみる祭りであります。

愛知県北設楽郡東栄町 河内地区の花祭り  平成18年11月25日〜26日
河内地区の会場は長峰神社境内で野天で開催される しめ降ろし  宮人が祭文を唱え五方を清める神事
宮人(みょうど)による撥(ばち)の舞 太鼓の撥を清める 天(あま)の祭り 釜を祓う神事 太刀をかまえはらう
地固めの舞 扇 湯の舞(花の舞) 扇  手に持つ物により三度舞う
長峰神社より望む舞い処(まいど) 屋根が無い 湯の舞(花の舞) 榊
須佐之男命(山見鬼) 祭りで最初に出てくる鬼 地固めの舞 矢知
湯の舞 鍬 地固めの太刀
岩戸明 禰宜、ひのねぎ、おかめ、ひょっとこ、
アメノウズメノミコト
大蛇退治  須佐之男命 大蛇(獅子)
四つ舞 太刀 朝鬼(茂吉鬼) 白鬼
朝鬼 赤鬼 朝鬼 青鬼
朝鬼は釜の上の蜂の巣を突き破る。小銭が入っている
それを皆が拾う。
湯囃子 たわし(湯たぶさ)を持って舞う
湯囃子 青年四名で舞う 湯囃子  約一時間舞い続ける ばて気味
観客に湯をぶっかける。 スタート。 この湯を浴びると一年間無病息災になる
湯はかけられても熱くない。 花そだて  保存会会長が湯蓋を回しながら舞う
保存会 会長 終わりのあいさつ 神社拝殿より会場を望む


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