前田公園 詳細
前田公園マップに戻る
洞ヶ峯観世音菩薩
台座7,6m 像4,3m(ブロンズ)
昭和9年(1934年)3月31日永平寺官長、大槻禅師により開眼供養
明治7年(1874年)生まれ、幼少のころこの洞ヶ峯で薪を得て売り
家計を助けたという前田栄次郎氏が、昭和初期に帰郷し郷土の発展に
思いを馳せ産業の振興と共に観光事業の推進が重要課題であると
莫大な資財を投じて一大公園の設園を計画し昭和7年(1932)から
約3ヵ年かけて公園造りに奔走した。
戦時中の金属供出の危機があったが、前田氏は「何分にも観音様は
私の所有物ではないので、観音様に直接お聞き願いたい。もし観音様が
よいとのご返事をなされたら、どうぞ」と答え供出をまぬがれたという話も。
前田公園内のブロンズ像は、聖徳太子像を除きことごとく供出されている。
正面左右の燈篭は残念ながら破損、このような形になってしまった。
創建時の観音像 前田家と思われる。後列中央が前田氏か。
大きな燈篭であったようだ
位置は移動している。
<前田栄次郎研究会 発行 「善處一歩」より
観音像の右にある石碑
前田栄次郎氏の実家山田家(幼少に前田家に養子に)の縁のある方が建立か?
「寂 みあげては 石段を踏み 花をふみ」 芳久
山田家の詳細は不明
創建当時の観音像
<前田栄次郎研究会 発行 「善處一歩」より