静岡県 掛川市 久延寺
静岡県掛川市佐夜鹿291
旧東海道小夜の中山峠の頂上付近に位置する古刹 関ヶ原合戦のきっかけとなる会津上杉攻めの軍を大坂より進めてきた家康を、 掛川城主・山内一豊がもてなした茶亭の跡地や、その礼に家康が植えたとされる 五葉松の跡がある。 「夜泣き石」伝説 久延寺に安産祈願にきた妊婦が中山峠を越える途中、山賊に襲われて殺された。 お腹の切り口から生まれた赤ん坊を助けるため、母の魂はかたわらの石にのり移った。 その石が夜泣くと言う伝説となる。 泣き声に気づいたお寺のお坊さんに拾われた赤ん坊は、お乳の代わりに水飴を与えられ 、大事に育てられた。その子供は立派に成長し、母の仇を討ったと云われている。 夜泣き石は現在小夜の中山トンネル脇に据えられており、伝説ゆかりの久延寺にも 似た形の石がまつられている。 |
二宮金次郎石像建立に就イテ 昭和八年十一月十日濱松氏公會堂二於テ開催サ レタル二宮尊徳翁追憶講演會講師トシテ久延寺 住職渡津寿巌、濱松追分小学校長二橋三郎両氏 御講演アリ。次イデ私共数十名ハ渡津先生御棔 〇軍ノ〇二御和讃ヲ奉詠シ柬同月十一日濱松放 送局二於テ同様全国二放送セルヲ永く記念ス タメ子育観世音ヲ奉紀スル聖地小夜ノ中山ヲ シ〇〇ガ少年時代ノ石像ヲ建立シ以テ偉大〇〇 報徳〇〇〇ヲ久遠二偲バントスルモノデアリマス 昭和十一年十一月十七日 |