プロフィール
愛知県名古屋市南区在住 杉山隆敏
メール:vzp02322@nifty.com
私が卒業した小学校には残念ながら金次郎像は有りませんでした。
平成24年に創立50周年を迎えた「新設校」には無いのは当然でしょう。
私はその小学校の第一回卒業生でした。分離独立する前の本校にも
すでに金次郎像は無くなっていました。
現在、名古屋市内の小学校等には56体の金次郎像を確認しています。
(名古屋市立の小学校は261校)
小学校の一年生を過ごした愛知県常滑市大野小学校には
その当時には有ったようです。まったく記憶は有りませんが。
学校の場所は移転しましたが大野小学校にはまだ石像が現存しています。
金次郎像を撮影調査するきっかけになったのは、たまたま訪れた
愛知県常滑市美和東幼稚園に有った、常滑焼で出来た陶製の金次郎像を
見た時からです。、
私の持っていた金次郎像のイメージとのギャップがあまりにも強烈
だったことから、金次郎像に興味がわいてきたのだと思います。
それから各地の小学校などの金次郎像を見て廻っていくと、おどろくほど
様々な金次郎像との出会いがありさらに大きな興味が湧いてきました。
二宮金次郎(尊徳)の少年期の写真等の実像は残っていないので、
明治末期から昭和の初めごろより造形作家・石工さん等がそれぞれが
ご自身お持ちの金次郎のイメージで製作され始めたと思われます。
まさにその部分が今となっては比べてみる面白さがあるのではと思っています。
江戸時代末期の農村の子どもの像が、一体日本中に何体あるのか
しっかり調査されてはいないようなので、まず身近から探して行こうと
思っています。
愛知県岡崎市には石材業者が多くあり石工さんが多く、昭和初期に産業として
金次郎像を大量に製作されていたようです。
従って東海三県(愛知・岐阜・三重)中心に、金次郎像残存率がとても
高いようです。
まだ仕事も現役なので、なかなか調査に行けないのですが、機会をみて
ヒマをみつけて金次郎探しをして行く予定です。