稲沢市 島町の火の見櫓撤去


2009年(平成21年)1月27日 稲沢市島町の火の見櫓が撤去されました
昭和30年に建造され54年間 町のシンボルとして地域の安全のために役に立ってきた火の見櫓は
50トンクレーンで屋根の部分を吊るし、下から順に溶接で切断、徐々に下げて3時間ほどで解体は終わりました。

この地方でも一番高く均整のとれたデザインでしたが、解体後は3.5トンの鉄くずとして運ばれて行きました。
半鐘とサイレンのみ保存されるということで、町としては昭和の遺産と決別する結論にいたり残念ながら
撤去ということになったようです。

最近は上部から老朽化した部品の落下があり危険ということと、自然災害に対してその大きさが災いし、
近隣の住民からの懸念の声もあったようです。 

トップページへ  TOPICへ戻る


撤去前の稲沢市島町の火の見櫓   基部幅2.4m 高さ16m  昭和30年6月 山田貞一氏寄付


 昭和30年6月 山田貞一氏寄贈

 平成20年 引退間近のパノラマカーと遠景に島町の火の見櫓



この地区にお住まいの方から事前に情報をお聞きしていました
午前9時ごろからの工事予定でしたが、所用があり午後1時に
現地に着いたのですが、すでに主な解体は終わっていました。

さらに細かく解体する所を見てきました。
総重量3.5トンの火の見櫓の残骸はトラックに積み込まれて
午後3時には終了しました。
屋根の部分は銅板でした。

島町の役員の方に写真をご提供いただきました。


町内役員・解体業者の撤去お祓い 

   50トンクレーンで最上部を吊り、下から切断して徐々に下げていく方法で解体されました。
 一段目の解体開始
回廊部の下まで 解体
 最上部が降りてきた様子

屋根の部分は銅板でした。  

避雷針と風見 
風見は長さ1.5mほどと大きいです。
下から見た感じとかなり違います。

足の最後の部分の溶断




稲沢消防署立ち合い
 この基礎も撤去解体するそうです。公民館の裏に
サイレンをつけた電柱を設置予定。サイレンははだか祭の
集合等にまだ使ってるようです。
国府宮は南に1キロほどです。

スピーカーと半鐘 
半鐘 
サイレンと屋根 

トップページへ  TOPICへ戻る